2020年キュウリ栽培記録02

2020年のキュウリ栽培記録第二弾(定植から4~7週間までの様子)です。(前回:2020年キュウリ栽培記録01

  1. キュウリ定植から4週間後
  2. キュウリ定植から5週間後
  3. 葉に開いた穴
  4. 葉が変色したのでダコニールを噴霧
  5. キュウリ定植から7週間後

1. キュウリ定植から4週間後

味さんごの葉に一分変色している部分がありました。小さなアオムシの仕業でしたが、このときはあまりに相手が小さくて気づいていませんでした。このときにも葉の裏から一生懸命食べていたはずです。

味さんごの定植から4週間後(赤い丸の中が虫に食べられた跡)

2日後の写真ではこの変色がよりはっきりしているのがわかります。この時になってようやく虫による食害と気づきました。

味さんごの定植から4週間少々。食べられた跡がくっきり。

葉の裏をよーく見直してみると、本当に小さなアオムシがいました。小さく細いので見逃していたようです。すでに毎朝ニーム液を噴霧していたので、こんな小さなアオムシが無事でいられると思っていませんでした。

逆に小さくて弱すぎたせいでニーム噴霧直後はぐったりしていたらしく、見つけづらかったのだと思います。
→普通はイモムシ、アオムシもニームを嫌がるので、ニーム液を噴霧するとジタバタして存在がわかりやすくなります

これがきっかけでゴーヤに開いた穴もやはりアオムシだろうと思い、念入りにチェックしたらいました(その話はまた別途)。

夏バテ知らずはかなり調子が良く最初から茎も太いのですが、重いのかネットや支柱に掴まるのが下手な感じです。

夏バテ知らずの定植から4週間後(先端が手前にだらーんと垂れ下がっている)

下はあらぬ方向に垂れ下がってしまったのを誘導してやった後の様子。

夏バテ知らず定植から4週間後(先端を支柱にそって上方向に誘導)

2. キュウリ定植から5週間後

この頃には2株とも下から4節めくらいまでわき芽が出てきていたので摘み取りました。毎年わき芽かきを怠り下の方に葉を密集させてしまいますが、ようやく今年は少し成長しました。下の方にある葉も適宜切り取り、風通しを良くするのが当たり前のようです。

味さんごは実がなりました。あまり大きくするとプランターに付いてしまうような位置なので、早めに収穫しました。これが今年最初の収穫です。夏バテ知らずはかなり順調です。ここまで順調だったことは今までないかもしれない、と思うほど成長の勢いは良いです。こちらも実がなり始めました。

味さんごの定植から5週間後(赤丸の中に実ができている)
夏バテ知らず定植から5週間後(写っていないが葉の陰に実ができはじめた)
夏バテ知らず定植から5週間と少し(赤い丸の中に実ができている)

3. 葉に開いた穴

さて、この頃になると葉に変な穴が目立つようになりました。上記の虫のせいで味さんごにも小さな穴ができましたが、そういう穴ではありません。主に夏バテ知らずに大きめの穴が開いています。これは毎年できるもので最初は何の虫かと思っていましたが、去年暴風雨の被害にあったときに「苗を支える支柱にぶつかってできる穴である」と確信しました。

キュウリの葉は分厚く固いかわりにしなやかさに欠けます。そのため風で少し勢いよく支柱などの固いものにたたきつけられると、簡単に傷ついたり破れたりします。成長が早いと「どこにもぶつかるような物がないのに穴が開いた」ということがあります。単に破れて穴が開いてから急激に伸びてしまっただけだったりします。

味さんごの定植から5週間と少し(左下の葉にあった虫食いがついに小さな穴に)
夏バテ知らずの葉にできた穴(赤は支柱にぶつかった跡、青はウリハムシの食害)

青い丸の中はウリハムシが食べた跡だと思います。この頃にはちらほらウリハムシが出現するようになりました。毎朝まだウリハムシが寝ぼけているときに家内がニーム液を入れてある「捕獲器」に落とし入れます。
(参考: キュウリやゴーヤの葉を食べるウリハムシの対処法

その後で私がニームオイルを噴霧しながらまだいるウリハムシなどをあぶり出すのですが、今年はまだ非常に少ないです。

4. 葉が変色したのでダコニールを噴霧

キュウリの定植から6週間が過ぎる少し前から急に味さんごの成長が遅くなったような気がしていました。葉を見てみると今度こそ虫ではなく病気のような変色が起きています。

変色した味さんごの葉(おそらくカビ系の病気)

もう一つ、根元に近い茎が茶色というかじくじくした感じになっています。
写真ではちょっとわかりづらいですが。

味さんごの根元付近の茎の様子(あきらかにじめじめしている)

実はこの5月はかなり、というかほとんど日照時間がありませんでした。日照時間の少なさも影響したと思います。例年通りの風通しの悪さだったらもっとひどいことになっていたかもしれません。

まず色が変わってしまっている葉は切り取りました。そしてこういうときには殺菌剤の「ダコニール」です。カビ系の病気全般に効くので毎年使っています。私は何らかの症状が出てから使いますが、本来は予防的に噴霧するのも良いそうです。明らかにおかしくなっている根元を中心にダコニールを念入りに噴霧しました。

ちなみに少量だけを噴霧したいときのために250~500mlのスプレーボトルをダイソーで購入し、いくつか用意してあります。基本的にスプレーボトルごとにどの薬剤用と決めています。

これまでの経験ではダコニールを1度に大量に使うことは少ないので、スプレーボトルも小さめのものを使っています。

とはいえ、ダコニールの水溶液を少しだけ作るというのは至難の業です。私は500mlのペットボトルに薬剤の水溶液を作りますが、薬剤の水溶液を500mlだけ作るのは結構大変です。ダコニールは1000倍で希釈しているので500mlだと0.5mlを測る必要があります。使っているスポイトで測れる最小単位が0.5mlなので、500mlより少なく溶液を作ることはできません。

ニーム液を作る時にもスポイトを使うのですが、スポイトは消耗品なので大量に用意してあります。スポイトも必需品です。→これについては別途書きます。

5. キュウリ定植から7週間後

その後味さんごの根元には毎日のようにダコニールを噴霧しました。展着剤のダインを使っているとはいえ、雨や水やりで洗い流されている可能性が高いためです。

念のため下の方の葉にも噴霧しました。古い葉を残しておくとそちらに体力が奪われるので下から様子のおかしい葉を少しずつ切り取りつつ何日かダコニールを噴霧していると、それまで止まっていた成長が再開しはじめました。

さらに数日すると明らかに元気になったように見えます。ちょうどこの頃には日照時間が増えたのも影響したと思います。

味さんごの定植から7週間後(少し元気を取り戻し成長が再開)

味さんごが不調だった間も夏バテ知らずは滅茶苦茶元気でした。つぎつぎと実もできました。

夏バテ知らず定植から7週間後(次々と実もできました)

去年もこの時期にはキュウリ(同じく味さんご)の様子がおかしかったのですが、様子見をしているつもりでいるうちに取り返しの付かないことになりました。

今年は梅雨に入る前に味さんごが復活して良かったです。やはり病気かな?と思ったらすぐに対処が必要です。

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