ゴーヤの定植(グリーンカーテン用)

  1. ゴーヤの苗はG.W.頃に購入
  2. 接木苗は強くて良く育つが扱いは要注意
  3. 定植の手順はキュウリとほぼ同じ
  4. コガネムシの幼虫(ネキリムシ?)には「ダイアジノン粒剤3」
  5. やはりゴーヤにはダイアジノンが必要?

1.ゴーヤの苗はG.W.頃に購入

ゴーヤの苗は毎年G.W.前~G.W.前半に購入します。他の苗と同様、サカタのタネの「ガーデンセンター横浜」で購入しています。

ゴーヤの苗が販売されるようになるまで待っていると、キュウリやトマトの定植には少し遅いので、毎年数週間差で2度はガーデンセンター横浜に苗を購入しに行きます。

実は毎年何らかのハプニングがあるため、何度もガーデンセンター横浜に行く羽目になっています。

2.接木苗は強くて良く育つが扱いは要注意

ゴーヤに限りませんが、苗には「自根苗」「接木苗」の2種類があります。自根苗は普通の苗。接木苗はある植物の根を土台にし、別の植物の茎をつけた(接いだ)苗です。

簡単に言えば接木苗の方が病気などに強い、ということになっています。我が家でも接木苗を複数年試してみましたが、やはり伸びは良いように感じます。

そこで今年も接ぎ木の苗を購入したのは良いのですが、そのうちの一本を折ってしまいました(!!!)。

接ぎ木なので、茎を接いだ部分があるのですが、そこが折れてしまいました。明らかに自分で手をぶつけてしまったためであり、完全に自分のせいでした。購入直後の接木苗は茎を接いだ部分が折れやすいので要注意です。

泣く泣く別の日に再度ガーデンセンター横浜に行き、再度ゴーヤの苗を購入しました。今年のガーデンセンター横浜行は3回でした。

3.定植の手順はキュウリとほぼ同じ

苗を定植する手順は、ほぼキュウリと同じ(参考:キュウリの定植)です。どちらもプランターを使っていません。

穴を掘って前の年に使った土はなるべくどけてしまいます。そこへ培養土(参考:おすすめの培養土)を盛り、たっぷり水をやり、苗を植える小さな穴を掘って オルトランを一株あたり2グラム撒き、苗を定植します。

ワラサラバー(参考:キュウリの定植-4.敷き藁をする)で土を覆い、支柱を立てれば完了です。

この時期は最低気温が10度を切ることがあります。ゴーヤの苗(キュウリもですが)はそこまで低い気温にさらされると弱って駄目になってしまうので、夜はビニール袋をかぶせて保護しています。

たいていは背丈が立てた支柱を超えるまで、ビニール袋をかぶせるという感じです。

定植直後のゴーヤの苗
定植直後のゴーヤの苗
定植から8日後のゴーヤ
定植から8日後のゴーヤ
定植から10日後のゴーヤ
定植から10日後のゴーヤ

4.コガネムシの幼虫(ネキリムシ?)には「ダイアジノン粒剤3」

キュウリに比べるとゴーヤの苗は定植後の生育があまり良くないことがあります。

昨年は定植直後から虫に食べられがちな苗がありました。

虫の食害にあったゴーヤの葉
かなり小さいうちにがっつり食べられたゴーヤの葉

背丈は伸びるもののあまりに弱弱しいので、土の中を調べました。すると、なんとコガネムシの幼虫(と思われる)が居ました。「 ネキリムシ 」と呼ばれることもあるそうで、文字通りこいつが根にかじりついていたため、ゴーヤの調子が悪かったようです。

庭に穴を掘って植えている以上、虫はどこからでもやってきます。またこの苗にだけ、お勧めではない培養土(amazon.co.jpのレビューを見ると、虫が入っていたというレビューも見受けられました)を使っていたのも問題だったかもしれません。

「根きり虫は1匹いたら沢山居る」というのがセオリーらしいので他にもいないか探してみましたが、すでに結構根が張った状態だったため、あまり掘り返すと根を痛めそうです。

結局この苗はあきらめ、周囲の土ごと掘り返しました。結果的に掘り返した土の中にはほかに根きり虫は見つかりませんでした。

新しい苗を購入し、土はお勧めの培養土を入れなおして定植しましたが、また根きり虫にやられるのは困るので、オルトランに加えて「ダイアジノン粒剤3」という薬を使いました。

参考:住友化学園芸 農薬ダイアジノン粒剤 400g(amazon.co.jp)

あまり気分の良いものではないので、ここでは本物の写真は載せませんが、私が地中から発見した幼虫は、このダイアジノン粒剤のボトルに描かれている絵に似ていました

オルトランは根から吸い上げられ、葉や茎を通してその成分を吸ったアブラムシや芋虫に効く薬です。これに対し、ダイアジノンは地中にる虫に効くのだそうです。

ダイアジノンのおかげなのか、その後は問題なく成長しました。

5.やはりゴーヤにはダイアジノンが必要?

今年は全ての土を、虫が入っている可能性の無い、お勧めの培養土にしました。そのため安心し、ダイアジノンも使わずにいたのですが、2つあるゴーヤの苗のうち片方の状態が良くありません。一部の葉の色が黄色く、茎はいつまでも細く弱々しく感じます。

明らかに葉の色がおかしいゴーヤ
明らかに葉の色がおかしいゴーヤ(定植から16日)

昨年同様に少し土を掘り返してみましたが、見える範囲では怪しいものは何も見つかりません。見えるのはバーミキュライトと肥料のペレットだけです。

しばらく様子を見てみましたが、なかなか茎が太くならないので、ここでようやくダイアジノンを使いました。

すると一週間もしないうちに元気になってきたようなので、そのまま育てています。下の写真はこれまでとは反対側から撮影していますが、同じゴーヤの最近の様子です。葉も茎もしっかりしてきました。

定植から29日目のゴーヤ
すっかり元気になり順調なゴーヤ(定植から29日)

すぐ隣で育てているキュウリをはじめ、他の苗には特に問題はありませんでしたが、「1匹いたらたくさんいるはず」らしいので、今年も念のため他の苗付近にもダイアジノンを撒きました。

毎回明らかに被害が出るのがゴーヤだけなのは、キュウリが強いからなのか、ネキリムシ(またはコガネムシの幼虫)がゴーヤを好むからなのか、不明です。

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