庭に梅の木があり、実も成るのですが、その実に「クサギカメムシ」という、茶色く大きなカメムシが寄ってきて中身を吸っているようです。穴の空いた実をよく見かけます。
グリーンカーテンを生やすまではクサギカメムシには気づいていませんでした。近年、5~9月はグリーンカーテンに寄ってくるクサギカメムシと戦っています。
ところが、去年になってクサギカメムシより明らかに大きいカメムシをマンション内で見かけるようになったのです。自宅の庭ではほとんど見かけませんでしたが、マンションの通路によく居ました。大きいので目立つということもあったと思いますが、数が多かったように思います。
単に巨大なクサギカメムシかと思っていましたが、模様も異なるようなので調べてみると、別の種類、しかも暖かい地域に住む外来種「キマダラカメムシ」のようです。九州には何十年も前から居るそうです。 それが近年関東にも定着したらしいという情報をネットで見かけました。
下の写真をクリックすると、キマダラカメムシの写真が表示されます。あまり鮮明ではありませんが、苦手な方はスルーして下さい。
普段、クサギカメムシには「ニームオイル」を希釈したものを吹きかけて弱らせて捕獲するのですが、このキマダラカメムシには同じようには利きません。
また、弱らせたクサギカメムシをニーム液の中に落とすと短時間で死にますが、キマダラカメムシはしばらく平気で泳いでいました。
見た目的にも、クサギカメムシは相当ごついと思っていましたが、キマダラカメムシは全く別次元のゴツさです。
住んでいるマンションでは去年(2018年)から急にこのキマダラカメムシが増え、この春もすでに動き出したキマダラカメムシを何匹も見かけています。うちの庭にも1匹生きているのを発見、慌てて捕獲しました。加えて死骸も1つ見つけました。
関東に住んでいる皆様、「妙に大きなカメムシが居るような気がするなぁ」と思ったら、それはキマダラカメムシの可能性が高く、しかも奴らは生命力が強いです。ご注意下さい。
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