グリーンカーテン、ミニトマト、梅の木など、庭で育っている植物にはさまざまな虫がやってきます。放っておくと葉や実が食べ尽くされるので、なるべく駆除しています。
このとき頼っているのが、「ニームオイル」です。原料となる「ニームの木」はセンダンの仲間だそうで、もともとは抽出物を固めた「ニームケーキ」が土壌改良材とし販売されています。 その成分を地中の虫が嫌がること、センダンの木には虫があまり寄ってこない(らしい)ことから、虫よけ的に使われるようになったようです 。
ポイントは、もともと農薬でも殺虫剤でもなく、むしろ土壌に良いものであり、人体や環境への影響がないということです。 商品の説明にも次のように書かれています。
農業用土壌改良資材です。農薬・殺虫剤ではございません。
amazon.co.jpの商品ページ
原液はねっとりとしたオイルです。これを1000倍に希釈して葉に吹きかけると、そのときに居た虫は確かに嫌がります。虫によってはそのまま弱ってしばらくぐったりしますし、大量に吹きかけると死ぬ虫もいます(死ぬ理由は油で窒息するからだと思いますが)。なので今では虫めがけて吹きかけています。
1000倍に薄めるので最初は100ml入りのボトルを買っていましたが、安全でいつでも、何度でも使えるため、大量に使うようになり、上のような1L入りのものを購入しました。単価的にかなりお得です。
ニームケーキの臭いは結構きついそうですが、私はその臭いを嗅いだことがありません。上記のニームオイルはレモングラスなどを加えて香りを良くしてあるので、まさにレモングラスの香りしかしません。
原液ではなく、希釈した液体が入ったスプレーボトルも売られています。
私も最初は100均ショップで売られているようなスプレーボトルで噴霧していました。
ですが調子にのってスプレーしていたら腱鞘炎になったので噴霧器も購入しました。グリーンカーテンが茂り葉が多い頃には、2.5Lを一回で使い切っています。
工進 ミスターオート 蓄圧式噴霧器 2.5L HS-251BT
ニームオイルは確かに効きますが、ちょっと吹きかけた程度では大して役に立ちません。大量に吹きかける体制を整えてこそ、虫と戦うことができるのです。
噴霧器もさまざまで、どれが良いかはわかりませんが、とにかく噴霧器を使うことはお勧めです。 陽にあたると劣化も早いので、長持ちするものではないと思います。なので安い物で充分でしょう。
ニームの効果や噴霧器の使い勝手などは、おいおい紹介していきたいと思います。